「知的資産」とは④~知的資産の分類~

知的資産経営における知的資産とは何かを知る4回目です。

これまでの3回では、知的資産の概念や考え方をお伝えしました。
ここからは、具体例を挙げながら分類していくことで、さらに知的資産を掘り下げていきます。

キーワードとして、「目に見えない資産」「企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方」の2つを挙げ、それぞれについての説明もいたしました。感覚的にでも知的資産がどういうものかを感じていただけたら幸いですが、ここからは具体的な例を挙げて知的資産を見ていきます。

これまで述べた知的資産の2つのキーワードを足すと、「企業の強みとなる目に見えない資産を総称する幅広い考え方」となります。これがどういうことか、以下に図で表してみましょう。

 

分類

 

上記の図によると、知的資産は、ブランドや経営ノウハウといった「知的財産」、著作権や特許権といった「知的財産権」に加え、さらにそれだけでは収まらない企業の強みとなる目に見えない資産を含んでいることがお分かりになると思います。

このうち、知的財産と知的財産権については、「知的資産とは①」でご説明しました。

その際には知的資産と似た言葉として取り上げましたが、実は知的財産と知的財産権も知的資産に含まれます。どちらも目に見えず、かつ企業の強みとなる資産です。知的財産と知的財産権がどのように売り上げに結び付けられているか、又は結び付けていくかを分析し実行していくことは、知的資産経営において重要な位置付けに当たります。

以上のことを踏まえて、次回からさらに知的資産を分類してみましょう。

お気軽にフォローしてください!

コラム記事の内容について

コラムで掲載している記事は、掲載時の法令に基づいて執筆しています。記事の内容を参考にされる場合は、掲載年月日を十分にご確認ください。